一眼カメラやミラーレスカメラ等の専用カメラを考えたことはあるだろうか。
写真撮影が趣味の人の中には、欲しいと思う人もいるだろう。
大型のセンサーに望遠機能も兼ね備えた専用カメラは、確かに魅力的だ。
スマホより高解像な写真は、プロも好んで使っている。
だが、専用カメラを買うのは待ってほしい。
まずはスマホのカメラ性能がいいモデルを試すのが先だ。
理由は、大型のカメラは持ち運びが面倒すぎて億劫になるからだ。
撮影習慣の無い人が購入しても、挫折するのがオチである。
失敗談
生き物の撮影をしたい
俺も一時期写真撮影に憧れたことがあった。
というのも、当時運営していたブログで、生き物の紹介記事を書いていたからだ。
記事を書く以上、画像は必要だ。
もちろん画像だけを使いたいのであれば、フリー画像サイトから引っ張ればいいだけの話だ。
ただ、やはり撮影に伴う体験談も書きたかったので、俺は自分で撮影をすることにしていた。
だが、スマホのカメラでは生き物の撮影に限界があった。
- 近づくと逃げてしまうので、望遠レンズが必要
- 被写体は動いているので、高速連写が必要
- 夜間は真っ暗で何も見えないので、大型センサーが必要
そこで、俺は撮影用の専用カメラを購入することにした。
ペンタックスX-5を中古で購入
俺は当時デジカメのことは良くわかっていなかった。
ただ、なんとなくそれっぽいカメラを買えばいいのかと思っていた。
何で見つけたかは知らないが、ペンタックスのX-5というカメラを購入したのを覚えている。
- 単三電池で動くデジカメ
- 一眼レフ風のコンパクトカメラ
- 光学26倍ズーム
とりあえずそれっぽいカメラを購入すれば、撮影意欲も湧いてくると思ったのだ。
価格はメルカリで1万2000円だった。
結局撮影は続かず
最初こそやる気はあったが
結論から言えば、俺はほぼX-5を使わなかった。
もちろん、最初は撮影意欲に満ち溢れていた。
何回か近所の公園で試し撮影をし、一眼風の撮影を楽しんだ。
だが、とにかく持ち運びが面倒なのだ。
カメラ単体で約600グラムという重量は、持ち運びには不便だ。
しかも形がかさばるため、見た目以上に重く感じる。
当然、カメラケースや予備の電池等も必要なので、重さはさらに増す。
わざわざ撮影のためだけに持ち出すのは、億劫になってしまったのだ。
そして、ブログを書かなくなったタイミングで、X-5を使うことは無くなった。
結局、最後はメルカリで1万1000円で売ってしまった。
専用カメラはよっぽど撮影に対する目的が明確でないと、使いこなすのは難しいと感じた。
スマホカメラと専用カメラの使い分け
スマホカメラ
日常使い程度であれば、専用カメラは必要ない。
まずは今のスマホカメラでどれくらい頑張れるかを試した方がいい。
スマホは毎日持ち歩くという究極の利便性があるので、継続もしやすいからだ。
”撮影したいと思ったときに撮影できる”のは大事なことだ。
いつでも撮影できる手軽さがあるからこそ、SNSや自撮り棒等のコンテンツはヒットした。
一昔前であれば、確かにスマホと専用カメラの品質の差は大きかった。
だが、特定のシーンを除き、確実にその差は無くなってきている。
ハイエンドのプロモデルともなれば、性能は折り紙付きだ。
もちろん価格も高めだが、毎日使うアイテムに高いお金を払うのは、悪い選択ではない。
専用カメラ
一眼やミラーレス等の専用カメラは、特定のシーンで力を発揮する。
- 動きの速い被写体の撮影
- 暗い環境での撮影
- 超望遠が必要な撮影
- より細かい撮影体験を楽しみたい場合
- プロ用、撮影そのものを楽しむ
これらに当てはまるならば、購入してもいいかもしれない。
実際、撮影の幅が広がるのは事実だろう。
価格は安いものでも7万円~35万円ほどは考えてほしい。
安すぎるものはお勧めしない。
安いとその分性能も下がり、スマホのカメラと大差がなくなってしまうからだ。
これでは何のために購入したのかわからない。
スマホと違い、多くの人は専用カメラを毎日は使わない。
重さも650gほどある機種もあり、携帯性は不便である。
撮影のためにそれだけの価値があるかは、しっかり考えてほしい。
どうすれば撮影が続くのか
コンパクトな代替機材を検討する
撮影習慣が無い人は、とにかくコンパクトなカメラを使うことをお勧めする。
“持ち運びにくさ”は、撮影の最大の敵だからだ。
どんなに高性能なカメラでも、撮影習慣が確立できなければ良い写真は撮れない。
高性能なカメラは、重たいし価格も高めなので気をつかう。
その点、スマホなら毎日使うので、習慣化は楽である。
もしスマホとは別に専用カメラを使いたいなら、コンパクトなモデルがおすすめだ。
俺の場合、djiのオズモポケット3を購入している。
こちらは動画撮影用だが、やはりスマホと別に使えるのは利便性が高い。
小型ミラーレスカメラのソニーα7Cシリーズも一時期は考えた。
約400gで本格的な撮影が楽しめるのは魅力的だったからだ。
だが、やはり価格がネックとなり、断念した。
撮影以外の目的を考える
撮影のためだけに撮影を行うのは、お勧めしない。
行動の理由が一つだけだと、辛い時に簡単に挫折してしまうからだ。
なので、カメラを買うからには発信というアウトプット活動もしたほうがいい。
- ブログやYouTubeで発信してみる
- カメラコミュニティーに参加してみる
- 使い方を教えてみる
俺たちは何かとつながることでモチベーションを保っていることも多い。
他人からコメントや意見等のフィードバックをもらうことで、新たな刺激にもなるからだ。
まとめ
専用カメラの購入を検討する場合、まずは今あるスマホで頑張ってみてほしい。
高性能な専用カメラを買ったからといって、撮影が続くとは限らないからだ。
スマホカメラと専用カメラでは、それぞれで得意分野が異なる。
自分がやりたい活動にあわせて、カメラは選ぶようにしてほしい。
俺のお勧めは、まずはコンパクトなモデルから始めることだ。