今回はバイソンストラップ製の時計バンドについてのレビュー記事だ。
時計のレザーバンドは消耗品なので、使っていれば当然劣化してくる。
どんなに素敵な時計でも、バンドがボロボロだと雰囲気は台無しだ。
俺は交換用にミリタリーイタリアレザーのダークブラウン20mmを購入した。
価格は1600円ほどであった。
結論から言えば、時計はバンドを変えるだけで印象がガラッと変わる。
靴や鞄等のレザー製品と色を統一させれば、コーデをぐっと引き締めることができる逸品だと感じた。
バイソンストラップとは?
腕時計交換ベルト専門のメーカー
バイソンストラップは腕時計のベルトを専門に扱っているメーカーだ。
- 革靴とのコーデに最高な本革
- 高級感のあるメタルバンド
- 防水、耐久、防汚性等の機能性に優れたシリコン、フッ素ゴム
- 摩擦と通気性に優れたナイロン
多様なラインナップを展開しており、フォーマルからスポーツまであらゆる状況に対応できる。
価格帯は1000円から3000円程度と非常に安いブランドだ。
サイズ展開も多く、8mmから24mmまで揃え、大半の時計ベルト交換に対応することができる。
注意点として、バンド交換は時計のバンド取付位置がまっすぐになっているものしか対応できない。
湾曲したタイプや特殊なタイプには取り付けができないので、気を付けてほしい。
時計バンドを購入した理由
もともとの購入理由は実家に眠っていたヴィンテージ時計をリニューアルするためだ。
使った時計はシチズンクオーツである。
金属バンドはボロボロ、当然電池切れだったが、時計のデザインそのものは気に入っていた。
このまま捨てるのはもったいないと思い、再利用することにしたのだ。
自分で時計をリペアするというのも、愛着が湧いていいものである。
家族の誰かが使っていたであろう時計なら、なおさら大切にしたいと思える。
ちなみに、電池交換も自分でやっている。
修理店に頼むのもいいのだが、そのお金で時計修理キットを買ったのである。
電池交換だけで数千円かけるのも嫌だったというのもある。
もちろん、自信が無い人はプロに頼むのも一つの選択肢ではある。
使ってみた感想
クイックリリース機能が便利
バイソンストラップの展開するバンドには、全てではないがクイックリリース機能が搭載されている。
バンド裏の突起をスライドさせるだけで、脱着はすぐに終わるのだ。
裏側が気になる人もいるかもしれないが、バンドの裏側など誰も見ないので問題は無い。
もっとも、ちなみに、時計工具のバネ外しも付属品としてついてくる。
こちらは古いバンドを外すための道具である。
それでも、繊細な作業が苦手な人にはもってこいの機能である。
何より、バンド交換初心者にとっては購入障壁を下げる機能である。
1600円以上の見た目、質感
筆者が購入したミリタリーイタリアレザーは、価格以上の価値を感じた。
もともと古いシンプルなデザインの時計だったので、それに合わせてバンドもレトロなデザインを選択したのだ。
なんでも1940年代にアメリカ軍で使われていたストラップがベースらしい。
- シンプルなデザインで、高くは見えないが安っぽくも見えない質感
- ギラギラした主張もないので、コーデにも合わせやすいデザイン
- 夏でも汗シミになりにくいバンド裏側の加工
正直、高いお金を払えば他にいくらでも質感のいいレザーは存在する。
マイナーな動物のレザーだと、価格は1万を超えることも普通にある。
問題は、時計のバンドに対してそれだけの価値を感じるかということだ。
大半の人は時計本体と同じく、時計のバンドは色と質感くらいしわからない。
それが高級なクロコダイル革だろうが、よくある牛革だろうがどうでもいいのである。
とりあえずコーデにマッチしていて綺麗目に見えれば問題ないのだ。
その観点から言えば、バイソンストラップは非常にコスパのいい品物である。
コーデの際に気を付けたいこと
時計は脇役、主役はあなた
正直、コーディネートにおいて時計のブランドはどうでもいい存在である。
主役はあなたであって、時計ではないからだ。
ハイブランドだろうが安物だろうが、関係は無い。
しっかりコーデがまとまっていれば、それだけで十分なのだ。
だいたい、大半の人は時計のブランドにも興味が無い。
ロレックスだろうが、オリエントだろうが、「なんか高そうな時計だね」と思う程度である。
中には時計をつけない人まで存在する。
無くても不便ではないからだ。
ビジネスマンと悪人は時計を見る
時計の価値がわかる人も一部存在はする。
自分の実績や財力を誇示するために身に着ける人もいるだろう。
ビジネスの場面で、自身を魅力的に魅せるのはもちろん大切だ。
ただ、残念ながらブランド時計は悪人が自身を誇示するために使われることも多い。
詐欺師、ネットワークビジネスの人がやたらハイブランドを身につけたがるのはこのためである。
俺の体感では、誰もが知るロレックスやウブロはこの傾向が強いと感じている。
もっとも、その時計が本物、偽物、借り物、中古、盗品なのかは本人しかわからない。
何を身に着けているのかはわかっても、どのように手に入れたかは不明である。
時計のブランドは自分の資産を誇示するような行為にもつながる。
犯罪に巻き込まれる可能性も増えるので、使いどころには気を付けてほしい。
色の統一感を出す
ブランドよりも気にしてほしいのは、時計の色である。
もっと言うと、時計バンドの色だ。
なぜなら、コーデは時計単体ではなく、全体の組み合わせで決まるからだ。
- 靴
- ベルト(見せるなら)
- 時計のバンド
- 手袋
- 帽子
- 鞄
これらのアイテムは、色をそろえたほうが、見た目が洗練される。
それぞれがバラバラの色だと、引き締まらないのだ。
そして、時計の場合、目立つのは時計本体よりもバンドであることが多い。
まとめ
バイソンストラップのバンドは、価格と質感に優れたアイテムである。
正直、時計ブランドというのは一般人には思ったほど見られていない。
一部の時計好き、ビジネスマン、悪人が注目するくらいだ。
であれば、比較的目立つバンドの色にこだわるというのは、ファッションの観点ではアリかと思える。
ぜひ靴や鞄等のアイテムと、時計バンドの色をそろえてほしい。