俺はジムに月々1万円ほど払っている。
この価格を高いと思うかは、もちろん人による。
俺の場合、月1万を払うことで勉強と運動の習慣を手に入れられるなら安いものだと考えた。
月1万の自己投資で、健康と将来の可能性を維持できるからだ。
今回はジム選びで大切なことを説明する。
結論から言えば、とにかく物理的に通いやすいジムを選ぶべきである。
通いやすさは、継続に繋がり、習慣につながるからだ。
間違っても、価格だけを決め手にしてはいけない。
激安ジムの誕生
月会費2980円の激安ジム
ある日、俺は近所に新しいジムができたことを広告で知った。
よくあるポストへのチラシ投函である。
基本的には捨てているのだが、ジムに通っている性格柄、少し気になってしまった。
俺の街には新しいジムがどんどんできている。
いつからジムブームになったのかは知らないが、空いているテナントがジムになるのはよくあることだった。
そこのジムは、月会費が2980円という驚きの安さだった。
ロッカー等のオプションを考慮しても、価格は俺が通っているところの半額以下だ。
必要施設が満たされていれば、誰だって安いほうがいいに決まっている。
ジムという固定のサブスクも、積みあがればバカにならない額になるからだ。
もちろん、美味しい話には必ずからくりがある。
実際は1年間で3万5760円契約
月会費2980円というのは、完全に言葉のトリックである。
正確には、年会費3万5760円の契約と言ったほうが消費者的にはいいだろう。
というのも、1年間の継続条件があるからだ。
途中解約ができない以上、月会費という表現は絶対に誤解を招く。
確かに月額換算にすれば価格は2980円だが、それは言い方の問題である。
もっとも、広告には小さな文字で詳しい説明はされている。
ただ、目につくのは「月会費2980円」の文字なので、誤解してしまう人もいるだろう。
ちなみに、月額契約の場合、4980円だった。
ジムの設備と照らし合わせると、驚くほど安いというわけではない。
現地見学で価格の理由に納得
実際に現地を見ることで、俺は価格の理由を納得した。
とにかくコストを削減しているのである。
- コワーキングスペースが無い(勉強する人には困る)
- 施設が全体的に狭い(マシンの間隔、休憩スペース、通路等)
- スタッフは基本不在(防犯カメラで人件費削減)
- モノトーンで窓の無い地下ジムという圧迫感(好みは分かれる)
価格は確かに魅力的だ。
だが、悪く言えば価格しか強みが無いという感じだった。
俺は現地見学を通して、結局今のジムを続けることを選択した。
比較検討をすることで、今のジムの良さを再認識することができたからだ。
自分にあったジムの選び方
必要な設備を決める
正直、筋トレマシンはどこのジムも大差がない。
プロが見ればわかるのかもしれないが、俺にはどれも同じにしか見えない。
これで差別化を図ろうというジムはないだろう。
- コワーキングスペース
- プール
- 温泉
- 価格
- 立地
- 内部の装飾
これらの要素で、自分に必要なところを見極めるのが大切だ。
俺の場合、コワーキングスペースは勉強のために絶対必要だった。
そもそも、ジムを契約したのは勉強習慣確率のためでもあったからだ。
次に立地、価格が決め手だ。
継続する以上、通いやすさは外せない。
プールや温泉はいらなかった。
確かにあれば嬉しいのだが、毎日は使わない。
その分価格も高くなってしまうデメリットもある。
続けやすさを考える
俺の場合、続けるためには立地が何より大切な条件だった。
というのも、過去に遠方のジムを契約してすぐに挫折した経験があるからだ。
結局、どんなに設備が充実していても、続けられなければ意味がない。
「ジムに行くのが面倒だな」となるようでは、継続するのは到底無理である。
俺のお勧めは、日常生活の導線にあるジムを契約することだ。
- 買い物するスーパーの近く
- よく行く外出先の近く
- 毎日使う駅や家の近く
こうすれば、ジムのためだけにジムに行くという事態を避けられる。
俺の場合、仕事帰りやスーパーへの買い出しで真横を通るジムを契約している。
何かのついでに行うというのは、継続する上でとても大切なことだ。
価格帯で客層が決まる
客層とは書いているが、要するに治安のことである。
残念だが、価格は安くなればなるほど客層は悪くなると思ってほしい。
これは賃貸の家賃と全く同じ理由だ。
お金に余裕のない人は、心にも余裕が無いことが多い。
毎日を生きるのに必死なので、他人がどう思うかなどは微塵も考えない。
気分を悪くする、トラブルは容易に想像されるだろう。
金持ち喧嘩せずというのは本当だ。
安さにこだわるのはいいが、身の安全だけは気をつけてほしい。
毎月数千円の追加出費で安心を買えるなら、安いものだと俺は思う。
お金をかけない方法
お試しで公営ジム
スポーツセンター等にある公営ジムであれば、一回につき300円程度で使うことができる。
ただ、これは最初のお試し用と思った方がいいだろう。
まずはやってみて、合うようなら本格的なジムに乗り換えるのをお勧めする。
というのも、たとえ300円だとしても、回数が増えればその分高くついてしまうからだ。
運動は継続が大切なので、一回行けば十分ということにはならない。
加えて、公営ジムというのはアクセスが不便な場所にあることも多い。
民営と違って数が圧倒的に少ないからだ。
アクセスのしにくさというのは、価格以上に挫折の原因につながる。
まさしく、ジムのためにジムに行くという状況になってしまうからだ。
ある程度運動に慣れてきたら、アクセスのしやすいジムに乗り換える方がいいだろう。
自宅でトレーニング
自宅でトレーニングをするというのもありだろう。
腕立て、腹筋、懸垂等の自重を使った運動は簡単にできる。
トレッドミルを使わずとも、外で走ればマシンはいらない。
ただ、これはよっぽど強い自己管理能力が無いと、まず成功しない。
- 誰にも見られないので、リラックスし過ぎる
- すぐそばには漫画、ゲーム、ベッド、お菓子等の誘惑
- 一人なので、共に頑張る相手がいない
正直、家で勉強ができなかった人には、筋トレもできないと俺は考えている。
やらなくてはいけない優先順位を考え、行動する。
仕事ではできても、プライベートでも実践できる人はなかなかいない。
自己管理ができる人は、そもそもジム選びでも迷わない。
一人で黙々と頑張るというのは、それくらい大変なことなのだ。
まとめ
ジム選びで大切なことをまとめてみた。
とにかく、物理的な通いやすさを一番に重視するのがお勧めだ。
運動も勉強も、続けて習慣化しないと効果はでないからだ。
価格に目が行くのもちろんわかる。
だが、安いジムには安いなりの理由があることはわかってほしい。