より没入感のある体験をしたい。
そんなときにお勧めなのが、ヘッドフォンの使用である。
今回は俺が購入したオーディオテクニカのゲーミングヘッドセット、ATH-GL3について紹介したい。
確かに音は違うし、臨場感もある。
初使用時には、「こんなにも違うのか」と感動を覚えたほどだ。
特に低音の深みや、ゲーム中の足音などの細かな音の再現性はイヤホンとは一線を画している。
ただ、耐久性には難があるのが懸念事項だである。
あくまでも、高級ヘッドフォン入門用のアイテムといった感じだろう。
ATH-GL3との出会い
ゲーム実況用にヘッドホンを使っていた
俺はもともとイヤホンが好きだった。
ちなみに、そのイヤホンもオーディオテクニカ製だ。
ただ、当時はゲーム実況にも興味があった。
別にイヤホンでもできなくは無いのだが、俺はヘッドセットのほうがいいと考えていた。
もちろん、音質にこだわるのなら専用のマイクとオーディオインターフェースも必要だ。
だが、当時はそこまでの情熱は無かった。
購入したのはバッファローの安いヘッドフォンだ。
プラグを差し込むだけで音声入力と音の出力ができるよくあるタイプだ。
しかし、結局はゲーム実況も長続きはせず、すぐに辞めてしまった。
PS5とセットで購入
しばらくして、俺はPS5を購入することになった。
ゲーム実況はやらなくなっても、ゲームそのものは好きだったからだ。
せっかく最新のゲーム機を買うのだから、他の道具も揃えたい。
俺は4Kモニターを買い、画質にこだわった。
加えて、高級ヘッドフォンにも挑戦してみようと思った。
そこで見つけたのが、ゲーミングに特化したオーディオテクニカのATH-GL3だった。
価格は当時1万2000円ほどで、安くはないが、高すぎもしないという価格だ。
俺はヨドバシで実物の付け心地を確認し、ネットで購入をした。
使ってみた感想
見た目
俺が購入したのは黒いカラーのATH-GL3だ。
見た目のデザインは非常にシンプルで、余計な装飾はほぼ無い。
外部で目立つ色と言えば、青色のケーブルくらいである。
マイクは脱着式で、使わない際には外しておくこともできる。
聞こえなかった”音”が聞こえる
さすが一万円オーバーのヘッドセットとあり、違いははっきり感じられた。
中でも印象的だったのは、ゲーム中の聞こえなかった”音”が聞こえるようになったことだ。
「あれ、こんな音今まであったかな?」となったのだ。
当時は『バイオハザード7』をプレイしていたのだが、違いははっきり分かった。
- クリーチャーのうめき声
- かすかな足音
- 銃声の反響音
- ゲーム内の風や水などの環境音
より臨場感のあるゲーム体験ができたのだ。
音によって対象物の方向や距離もはっきりとわかる。
ストレスにならない重さ
ヘッドセットが嫌いだったのは、その大きさと重たさからである。
だが、ATH-GL3は約230gという軽さで、ヘッドセットの中でも軽量クラスになる。
プラスチック素材を多用したことが、価格だけでなく軽さにも活きているのだ。
しかも、俺は比較的頭が大きいほうなのだが、窮屈さも感じない。
これだけ快適であれば、長時間のプレイも苦にならないと感じた。
- ゲームをしながら快適な装着感を求める
- 音楽や動画鑑賞にも使用したい
- 軽量なヘッドセットを探している
- 高音質とクリアなマイク性能を求める
こんな人には是非お勧めしたい。
残念なところ
接触不良によるトラブル
ATH-GL3は価格に対してパフォーマンスは確かに高いとは思う。
1万円の価格でこれだけの性能を持つなら、文句はない。
しかし、コストを重視すると、必ずどこかでしわ寄せがくる。
耐久性という面で、どうしても脆さが目立っているのだ。
俺が購入した商品も、最初の頃は問題が無かった。
だが、2年もすると、徐々に違和感が出始めた。
- 音量調整時にザザッというノイズが入る
- 片方が聞こえなくなる現象
どれも接続不良や汚れが原因で発生するトラブルである。
ヘッドフォンは精密機器なので、使用に伴って劣化は避けられない。
さすがに断線はしていないので、丁寧に使えばまだまだ使うことはできる。
だが、1万円を払ったにしては、劣化するのが早かったイメージだ。
音量調整やミュートボタンが扱いにくい
これはスイッチの場所に関する問題だ。
スイッチがヘッドフォンの後ろ側、つまり耳の後ろについているため、操作がしにくいのだ。
目視で確認もできないため、場所がいまいちつかめない。
触りながら確認すればいいだけなのだが、精密機器をあまりガシガシ触りたくないというのもある。
なので、俺はヘッドフォンの音量は一定で固定している。
パソコンやゲーム機などの筐体側で音量を調整するようにしているからだ。
まとめ
オーディオテクニカのATH-GL3についてまとめてみた。
音質と価格が非常に魅力的な商品である。
今まで安いイヤホンやヘッドホンしか使ったことがない人は、その違いに感動を覚えるほどだろう。
しかし、コストを抑えている分、耐久性の面では不安が残る品である。
精密機器とはいえ、所詮は消耗品だ。
あくまでも入門のお試し用ととらえ、長く使えたらラッキーと思うくらいがちょうどいいかもしれない。