時計は男性が仕事シーンでも身に着けられる数少ないアクセサリーの一つだ。
だが、ハイブランドの時計を誇示する必要はどこにも無い。
大半の人間は時計の価値はわからないからだ。
一部の富裕層や時計好き、および詐欺師の愛用品がハイブランドである。
なので、時計はある程度綺麗目に見えれば、安くても問題は無い。
そこで俺がおすすめするのが、サルバトーレマーラというブランドだ。
イタリアンテイストなデザインと2万円前後という手ごろな価格で買えるファッション時計である。
時計には興味が無かった学生時代
成人祝いの腕時計
俺はサルバトーレマーラを自分で買ったわけではない。
成人祝いで兄にプレゼントされた時計が、サルバトーレマーラだったのだ。
兄からもらい物をするなんてことはあまりなかったので、この時計のことはよく覚えている。
ただ、当時大学生だった俺は、時計を身に着ける習慣が全く無かった。
もらったのは嬉しかったのだが、当時は使った記憶も無い。
何度か試しで身に着け、大学や公務員予備校で使ったことはあった。
だが、結局必要性を感じず、机の中に眠らせてしまった。
そして、気が付いた時には電池も切れて動かなくなっていた。
オシャレに全く興味が無い
俺が時計を身に着けなかったのは、おしゃれに全く興味が無かったからだ。
学生時代の俺はとにかく見た目が壊滅的だった。
- 髪は二か月半に一回の頻度
- 靴は俊足スニーカー
- 鞄は大容量のリュックサック
- 無駄に複雑なチェック柄のシャツを着こなす
とにかく機能性だけを追求した服装や道具を使っていたのだ。
人からどう見られるかなど、これっぽっちも気にしていない。
それでいて、彼女は欲しいと思っていたのだから恐ろしい。
なので、メタルバンドの重たい時計は、当然使うこともなかったのだ。
正直、時計に払うお金があるのなら、大好きなゲームを買った方がいいとすら思っていた。
見た目の大切さに気が付く
俺は大学の卒業と同時に自衛隊に入隊した。
そこでの経験を通し、俺は見た目の重要性を強く実感した。
退官後でも当時身に着けた習慣は消えず、服装や髪型は大いに改善された。
- カジュアルな服装よりフォーマルな服装を好む
- 俊足スニーカーをやめ、手入れされた革靴を履く
- 髪型は一か月に一回は散髪する、整髪料を使う
- アイロンで皴をとることを徹底する
加えてマッチングアプリをやっていたことも見た目磨きに拍車をかけた。
「身だしなみを整えるだけでなく、おしゃれなコーデも楽しみたい」
そこで思い出したのが、成人祝いでもらったサルバトーレマーラだった。
成人祝いでもらってから約5年ほど経って、俺はようやく時計を本格的に使い始めた。
サルバトーレマーラの魅力
使ってみた感想
俺が貰ったのは、SM8005-1というクロノグラフ搭載モデルだ。
時計は電池で動くクオーツ式である。
カラーはシルバーBKピンクゴールドと妙に長い。
普段なら単色のアイテムを好むのだが、これはこれで高級感がある。
プレゼントというのは、自分とは違う他人が選んだアイテムである。
当然、価値観も違うわけだが、それはそれで新たな発見となるわけだ。
自分のことを考えて選んでくれたアイテムなので、大切に使いたくもなる。
実際、俺はこの色使いも気に入っている。
クロノグラフ機能については、使っていない。
右上と右下のボタンでストップウォッチにも使えるのだが、スマホのほうが便利だからだ。
クロノグラフはあくまでもデザインのためと考えている。
日付機能と白い部分の蛍光塗料機能はそれなりに役に立つ。
値段相応の時計なので、31日まで無い月の際は、自分で日付を調整しなくてはいけない。
優れたデザイン性
サルバトーレマーラの魅力は、そのデザイン性である。
名前からもわかるように、イタリアンテイストな装飾が施されている。
とにかくおしゃれなファッション時計なのだ。
時計の知識が無い人が見れば、いわゆるハイブランド時計と間違えてもおかしくないデザインである。
高給そうな腕時計を身に着けてみたい人にはピッタリだ。
実際、大半の人は時計には詳しくない。
素人がぱっと見でわかるような世界では無いからだ。
ロレックスやグランドセイコーくらいしか知らず、後は「なんだか高そうな時計」程度である。
ラインナップはたくさんあるが、俺は黒をお勧めする。
黒は高級感を演出し、落ち着いた雰囲気を醸し出す色だからだ。
コーデの組み合わせも簡単なので、使用シーンが増えることだろう。
手ごろな価格で高級感を味わえる
サルバトーレマーラは価格帯も手ごろである。
ネットショップでは頻繁にセールもあり、1~3万円程度で高給そうなデザインが買えてしまう。
機械式や電波受信&ソーラー充電のモデルでも、セール時なら同じくらいの価格だ。
これならお試しとして使ってみるのはアリである。
何事もそうだが、いきなり高価格なアイテムを買うことはお勧めしない。
そもそも使いこなせるかどうかもわからないからだ。
俺も革靴のチャーチや手袋のデンツといった一流ブランドのアイテムを買ったことがある。
若いうちに一度でいいから味わってみたかったというのもある。
ただ、結局は使いこなせなくて売ってしまった苦い思い出がある。
ユニクロの手袋やABCマートの靴のほうが、よっぽど使いやすかった。
なので、まずはサルバトーレマーラで練習をするのがいいだろう。
憧れのハイブランドは、そこからでも遅くはない。
注意点
自分磨きを怠らない
デザイン性が美しいサルバトーレマーラは、単体でもオシャレが際立っている。
だが、それゆえに主張が強いというデメリットもある。
悪く言えば、時計が悪目立ちしてしまう可能性も高いということだ。
時計はあくまでも使用主を引き立てる道具である。
決して主役になってはいけない。
「なんか派手な時計をしてた人のことだよね?」となったらおしまいなのだ。
使用者より時計が印象に残ってしまっているからだ。
時計の魅力に負けないように、自分磨きは怠らないようにしてほしい。
時計だけはおしゃれなのに、それ以外が残念という人は良くいる。
腕に身に着けた自慢のロレックスも、コーデがダサかったり、ムダ毛が目立てば台無しである。
他のアイテムとのバランス
時計が派手であれば、他のアイテムは控えめであったほうがいい。
要するに、単色でシンプルなアイテムを身に着けるということだ。
目立つアイテムが多すぎると、主張が喧嘩するからだ。
- サングラス、ネックレス、ピアス、指輪等のキラキラしたアイテム
- ブランドロゴを前面に押し出した鞄、服、靴
- 赤や青などの主張が強い色
- チェックや迷彩などの柄物
こういったものを無くすことで、時計だけを際立たせることができる。
コーデとはバランスで決まる。
まとめ
サルバトーレマーラについてまとめてみた。
デザイン性と価格を考慮すれば、ハイブランドっぽいお試し時計としては最適である。
スマホがある現代において、時計はアクセサリー的な意味合いが強い。
しかし、ハイブランドは高すぎるし、身に着けるデメリットも大きい。
キレイ目でそれっぽく見える時計でまずはセンスを磨いてはいかがだろうか。