「え!、こんなにするの?」
ファッションブランドのアパレルは思いのほか価格が高い。
ユニクロやジーユーならまだしも、ブランド服は気軽には手が出せない人もいるだろう。
そんな消費者の強い味方がリサイクルショップだ。
名の知れたアパレルブランドを、とにかく安い価格で購入することができるのだ。
俺も学生時代はとにかく愛用した。
ただ、リサイクルショップは時間を失いやすいというデメリットもある。
安さに釣られるあまり、時間を失わないように気をつけてほしい。
リサイクルショップとは?
古着屋との違い
わかりやすく言えば、リサイクルショップは中古のアパレルショップである。
一度誰かの手に渡ったアイテムを、再販売しているというわけだ。
服、靴、鞄、小物等、下着以外なら大抵のものはそろっている。
ちなみに、古着屋と混同されやすいが、厳密には違う。
古着屋は店側がバイヤーとして、自らアパレルを仕入れている。
わざわざ海外に出向いて買い付けをしているケースもある。
しかし、リサイクルショップは、店側で仕入れるということはしない。
顧客が自ら持参したり、web上で売却されたものを扱うのだ。
もちろん新品も扱っているが、アイテム数全体で見れば少数である。
- ブックオフ
- どんどんダウン
- セカンドストリート
- トレジャーファクトリー
俺が知っているところだと、こんなところだ。
中でもブックオフはお気に入りである。
圧倒的な安さ
魅力はなんといっても圧倒的な安さだ。
安さで有名なユニクロやジーユーですら高いと思わせる価格設定だからだ。
- ノーブランドは1000円以下
- ブランドは数千円
- ハイブランドは数万円
価格設定はだいたいこんな感じである。
さらに、頻繁に在庫処分セールやキャンペーンもやっている。
ただでさえ安いアイテムが、さらに安くなるのである。
お金が無い人も、これなら気軽に買うことができる。
魅力
コーデの上達にもってこい
俺は高すぎるアパレル価格が、オシャレに参入する障壁になってしまっていると思う。
見た目に興味がない人からすれば、服に数千円も払いたくないからだ。
俺も学生の頃は、服を買うお金があったらゲームがほしかった。
加えて、おしゃれに興味が無い人は、そもそもどんな服を買えばいいのかもわからない。
とりあえずブランドや黒を買えばいいやと思っている人も多いだろう。
- 買ったのはいいが、合わせ方がわからない
- アイテムが単体で浮いてしまう
- 似合っていないと言われた
せっかく高いお金を払ったのに、失敗したら誰だって嫌である。
だが、リサイクルショップなら金銭のダメージは少なくて済む。
コーディネートに失敗はつきものだ。
人は失敗から学ぶ生き物であり、失敗するということは成長しているということである。
俺自身、リサイクルショップがなければ、コーディネートを学ぶことはできなかった。
見た目を磨くためにも、リサイクルショップのアイテムは積極的に試してほしい。
実店舗ゆえに、気軽に試着ができる
加えて、リサイクルショップは実店舗であるという強みがある。
実際にアイテムを手に取って、気軽に試着ができる。
当たり前に聞こえるかもしれないが、これが意外とメリットなのである。
アイテムの雰囲気やサイズ感を知るには、実際に手に取るのが一番だからだ。
新品が欲しいのであれば、店舗は実物チェックのためだけに使うというのもありだ。
実際の買い物は安いネットで行うというわけだ。
ただし、実店舗で試すというのは、面倒なことも多い。
店員の営業トークがあるからだ。
もちろん、営業をかけてこない店もあるが、元々が高い価格帯のブランドはそうではないことが多い。
販売員の営業トークが無い
正直、アパレルショップでの店員の存在はウザいことこの上ない。
特にブランド、ハイブランドともなれば最悪である。
- よかったらサイズお出ししますよ?
- 今月出たばかりの新作なんですよ?
- なにかお求めですか?
- こちらの商品、気になりますよね?
- ぜひこちらで試着してみましょう
質問があったらこちらから聞くから、黙っておいてほしい。
高い買い物をするのに、何の知識もなしに行くのは絶対にダメだ。
営業ノルマ達成の格好のカモにされるからだ。
お勧めのアイテム?そんなものは店側が売りたいアイテムに他ならない。
顧客に似合うかどうかなど、なんとでもいえる。
適当な言葉で取り繕っておけばいいからだ。
もちろん、店員側も営業ノルマがあるので、気持ちはわかる。
それが彼ら彼女らの仕事なので、悪くいうことはできない。
売り上げを出せない販売員の維持コストは、会社にとって不利益になるからである。
だが、この営業トークは断れない人には相当辛い場所である。
「これだけ親切にしてくれたのだから、買ってしまおうかな…」なんて思う人も出てくるかもしれない。
俺も一度バーバリーロンドンというハイブランドの店で似たような経験をしたことがある。
洗練された店の雰囲気は好きだったが、とにかく接客がウザかった。
ロレックスを身につけた販売員(営業マン)が、30万ほどするケンジントンというモデルのトレンチコートを推しまくっていたのは今でも覚えている。
俺はものは試しと試着までしたが、最後は普通に断った。
確かにさすがはバーバリーロンドンということもあり、作りはしっかりしていた。
だが、どう考えても一年の4分の1しか使わないコートに、30万も払う価値は無いと思った。
ただ、リサイクルショップならそんな心配はない。
販売員が顧客を引き止めて営業トークなどしないからだ。
もしブランドものを試したいなら、お勧めである。
デメリット
時間を失う
一番のデメリットは、時間を失いやすいということである。
リサイクルショップは良くも悪くも宝探しと似ている。
何があるか、どこにあるか、そもそも本当に欲しいものがあるのかがわからないのだ。
そうなると、どうしても探すのに時間がかかってしまう。
もちろん、おおまかなジャンルでエリアが区別されてはいるが、それでも時間はかかる。
仮に定価が8000円の服を、リサイクルショップで4000円で見つけたとしよう。
だが、それを見つけるのに探す時間で1時間、2時間もかけていたらどうだろうか。
時給換算をすれば、損をしていることになる人も多いだろう。
しかも、もちろんアイテムは中古である。
こんなに時間がかかるなら、最初から8000円で新品を買えばよかったと思うかもしれない。
もちろん、宝探しという行為は楽しいもので、それ自体はメリットかもしれない。
何があるかわからないこそ、何度も覗いてみたくなる魅力があるからだ。
俺も、気がついたら店内に1時間もいたなんてことはザラだった。
それに、なんでもかんでも価値を時給に置き換えてしまうと、人生は途端につまらなくなる。
状態が悪いアイテムもある
これは中古という特性上の問題だ。
リサイクルショップは状態の悪いアイテムも存在する。
- 汚れやほつれ、シミ等のダメージが目立つ
- サイズが小さすぎて合わない
- シワだらけでひと手間かかる
- 色落ちが目立つ
中古で価格が安い分、それなりの代償はあると思って欲しい。
どんなに欲しかったアイテムでも、ボロボロのアイテムを買うことはお勧めしない。
清潔感を失うことになるからだ。
これではオシャレ以前の問題である。
まとめ
リサイクルショップの価格は本当に魅力的だ。
実際、俺自身もこの中古アパレル店という存在で、オシャレに興味を持てたのは事実だ。
たくさん失敗ができたのも、その価格故にである。
なので、お金が無いのであれば、リサイクルショップは本当におすすめしたい。
ただし、時間だけは失いすぎないようにしてほしい。