「マッチングアプリで知り合った女性から突然のお誘い、こんなチャンス、逃すわけにはいかない!」
そう思った人はちょっと待ってほしい。
マッチングアプリでは女性から積極的に誘ってくるケースの多くが詐欺である可能性が高い。
投資話への勧誘、美人局、マルチ商法、ぼったくりバー…
これらの手口を知らずに会いに行くと、最悪の場合、大金を失うことにつながる。
今回はマッチングアプリで女性から誘われた際に警戒すべき手口を解説する。
正直、今の時代にマッチングアプリは恋愛に不可欠なアイテムだ。
実際俺も何度も使っている。
だが、だからこそ注意して使わないと犯罪者のカモになってしまうのだ。
マッチングアプリは便利だが
マッチングアプリは恋愛の必需品

今の時代、マッチングアプリは恋愛において欠かせないツールとなっている。
というのも、恋愛をするまでの条件が非常に厳しいからである。
- 互いに恋愛対象として意識している(どちらか一方だけ好意を持っていても成立しない)
- 同じコミュニティ内での恋愛に抵抗がない(職場やサークルだと「やりにくい」と思う人も多い)
- 付き合ってもうまくいきそうだと思える関係性(関係が壊れるリスクを考える人もいる)
- どちらかが既に別の相手と付き合っていない(フリーでなければ成立しない)
- タイミングが合う(仕事が忙しい・環境が変わるなどの要因で進展しないこともある)
同じコミュニティ内で相思相愛になるのは、奇跡に近いほどの低確率なのである。
だからこそ、マッチングアプリが必要とされているのだ。
「自分と同じように恋愛したい人を探すためのツール」として使うためだ。

恋愛は恋愛は年頃になれば勝手にやってくるものではない。
自分から動きださなければ、いつまでも進展しない厳しいものなのだ。
実際、20~40代の未婚男女のうち、恋人がいるのは約3割である。
残りの7割、つまり多数派は恋人がいないのだ。
犯罪の温床

だが、人が集まるところには必ず犯罪者も集まる。
マッチングアプリは犯罪の温床としての一面もあることを認識しておく必要がある。
- 年収と趣味(所得や資産がわかる情報源)
- 住んでいる場所(実際に接触できる距離かどうか)
- 顔写真と見た目(騙しやすさ、気の弱そうな人かどうか)
犯罪者にとってマッチングアプリのプロフィールは宝の山である。
ここの情報をもとに、ターゲットを絞ることができるからだ。

実際、アプリへの会員登録は誰でもできてしまうという問題がある。
悪意をもって人をだますことはいくらでもできるのだ。
極端な話、実在しない人物を演じることも簡単にできる。
サービスの性質上、運営側としても登録者の背景チェックを徹底するのはほぼ不可能である。
具体的な手口
ぼったくりバーや美人局

金銭を要求するという意味では、ぼったくりバーや美人局もいまだに続いている。
事前にバーや他の男性とグルになっていて、高額な金銭を要求するのである。
これは気の弱そうな男性ほど引っかかってしまう犯罪手口である。
脅迫に対する怖さから泣き寝入りをしてしまうからだ。
「お金を払うことでこの場から逃げられるなら…」というやつである。

実際、ぼったくりバーの店員やキャッチというのは相手を見ている。
明らかに見た目が怖そうな人、強そうな人には絶対に仕掛けてこない。
お金を持っていそうで気の弱そうな人物がターゲットになりやすいのだ。
投資やビジネスへの勧誘

投資話やネットワークビジネスへの勧誘も犯罪者の王道パターンだ。
基本的に投資話というのは赤の他人に教えるものでは無い。
教える時点で、それは詐欺と思って間違いない。
「もしかしたら」と思うかもしれないが、一般人にそんな話が降ってくることはまずありえない。
- BBQ、ゴルフ、フットサル、ボードゲームへの誘い
- 「紹介したい人」や「お勧めのアイテム」がある
- 個人で代理店をやっている
- 美容コンサルティング
ネットワークビジネスの場合、こんな言葉で新規会員を常に狙っている。
そこで使われるのがマッチングアプリや趣味友達アプリだ。
自分の知人に声をかけるだけでは、とてもじゃないが新規会員を確保できないからだ。

実は俺も一時期ニュースキンというネットワークビジネスに関わっていたことがある。
その際、メンバーはマッチングアプリを集客ツールとして使っていた。
男性でもやっている人はいたが、女性の方が圧倒的に人数は多かった。
恋愛経験の乏しい男性は、簡単に騙すことができるとわかっているからだ。
少し愛想を良くすれば、それだけでホイホイついてきてくれる人も多いのだとか。
対策
女性からは誘わない

まず、大前提として覚えておいてほしいのが、「初対面では女性からは誘わない」ということだ。
女性というのは、身体能力という観点では男性よりも弱い立場にある。
いざ取っ組み合いになれば、よっぽど武術をたしなんでいる人でもなければ負けてしまう。
なので、基本的には自分からわざわざ危険な場所に行くようなことはしない。
多くの女性は、たとえ会いたいと思って、相手から誘ってくれることを待っている。
そこのサインに気がつけるかどうかも、恋愛においては大切だ。

だが、例外がある。
自分が騙す側の場合、女性というのは積極的に相手を誘う。
主導権が自分にあるとわかっているため、躊躇なく行動に移すのだ。
恋愛経験に乏しい人は女性からの誘いには舞い上がってしまうかもしれない。
だが、多くの場合は犯罪のカモにされるだけである。
相手の都合のいい場所、時間には行かない

場所は必ず自分の知っている場所を提案するようにしてほしい。
未知の場所というのは何があるかわからないからだ。
多くの犯罪者は、店やグループの人物とグルになっている。
そのため、彼らの活動拠点にターゲットを誘い出さないと活動はできない。
エリア | 主な犯罪の手口 | 特徴・狙われやすいポイント |
---|---|---|
渋谷 | ぼったくりバー・美人局・投資詐欺 | 観光客や若者が多く、警戒心が薄い |
新宿 | ぼったくりバー・美人局・違法キャバ勧誘 | 歌舞伎町周辺でのトラブル多数 |
池袋 | ぼったくりバー・投資詐欺 | 人が多く、ターゲットを見つけやすい |
銀座 | 高額クラブ勧誘・投資詐欺 | 高所得者狙いの詐欺が多い |
六本木 | 美人局・ドラッグ関与 | 外国人詐欺グループも多い |
上野 | ぼったくりバー・投資詐欺 | 安く飲めると思って油断しがち |
横浜 | マルチ商法・投資詐欺 | 落ち着いた雰囲気で信用させやすい |
川崎 | 風俗詐欺・美人局 | 飲み屋街が多く、被害も発生しやすい |
これらの場所を提案された際は、少し警戒心を持ってほしい。
もちろん、アクセスがいいからという理由もありはするだろう。
実際、俺も横浜で会うことは頻繁にある。
だが、それは自分の知っている場所かつ昼間限定である。

事前に会う場所や時間を必ず決めてほしい。
時間のコントロールをすることで、不自然な場所や会話に誘導されるリスクを減らすためだ。
「もし相手から嫌われたらどうしよう」という心配は一切いらない。
場所や時間を決めるという段階で嫌うような相手には、将来性も無いからだ。
相手に何でもかんでも合わせる必要性はまったくない。
まとめ
マッチングアプリに潜む犯罪の回避方法についてまとめてみた。
男女ともに、アプリの中には必ず犯罪者がいる。
彼らの手口を知ることで、危険な場所には近づかないようにできる。
マッチングアプリは恐れるのでなく、上手に使いこなすのが大切だ。
過度に恐れるのでなく、リスクを理解しつつ適切に対策することが重要なのだ。
使う側のスキルを高めれば、トラブルを回避しつつ、有益な出会いを得られるツールなのだ。