社会人の3割以上が”食後に歯を磨かない”というデータをご存知だろうか?
これが原因で、仕事中や外出先で気づかないうちに口臭トラブルを抱えている人も多いのだとか。
そんな時、手軽に使えるマウススプレーのオーラ2 クイッククリアミントを紹介する。
1プッシュで口の中に爽快感が広がるアイテムだ。
匂い対策はしすぎて困ることは無い。
自分ではわからない以上、マメにケアを行った方がいい。
社会人の口臭問題
虫歯の問題

口臭の原因は口の中に残った食べ残しが、細菌によって分解されるときに発生するガスである。
ということは、食べ残しが少なければ、口臭は強くならないのだ。
単純に虫歯、歯周病、舌苔の放置という問題もあるだろうが。
以下に残念なデータがある。
社会人の歯磨き回数 | 割合(%) | 補足 |
---|---|---|
0回(磨かない) | 1割以下 | 特に高齢層に多い傾向 |
1回(主に朝のみ) | 3、4割 | 時間が取れず1日1回のみ |
2回(朝・夜) | 4、5割 | 一般的な習慣として最も多い |
3回(朝・昼・夜) | 3割 | 意識が高い人や女性に多い傾向 |
4回以上 | わずか | 歯科意識が非常に高い一部の層 |
昼食後も歯を磨く人は、3割程度と少数派なのだ。
主な原因は、忙しいから、歯を磨く場所が無いからというものである。

だが、昼間こそもっとも人と会う時間であり、口臭を気にしなくてはいけない時間帯だ。
この時間に口臭ケアを怠るというのは、ある意味致命的である。
マスクでごまかす

コロナウイルスで有名になったマスクを、口臭対策に使っている人は一定数存在する。
- メイクや髭の手入れを省ける
- 顔が隠れているという心理的安心感
- 病気のアピール
虚弱体質アピールには何のメリットも無いのだが、一部の層には大きな需要がある。
だが、マスクは口臭の拡散を防ぐことはできても、口臭の原因そのものを解決するわけではない。

まず、勘違いしている人が多いが、マスクは長時間つけていることで口腔内が乾燥しやすくなる。
確かにマスク内では呼気によって湿度は高くなる。
そのため、保湿されていると錯覚する人はいるだろう。
だが、この湿気はマスクの内側と表面にとどまるだけで、口腔内には影響しないのだ。
加えて息苦しさから無意識の口呼吸が増えるため、唾液の蒸発を早めてしまう。
その結果、口腔内は乾燥することになるのだ。
マスクをすることで、逆に口臭が強くなってしまう可能性もあるのだ。
オーラ2について
使ってみた感想

俺が購入したのはオーラ2のマウススプレーだ。
フレーバーが8種類もあり、その中でクイッククリアミントを選択した。
名前の響きからして、一番効果がありそうだったからだ。
実際に使ってみると、1プッシュで口腔内に爽快感が広がる。
成分にメントールというアルコールを使っているためである。
- 人と会う前のエチケット
- ニオイの強い食事の後
- 口臭が気になるとき
- お酒やたばこの後

口腔内の菌数というのは、栄養源が供給される食後の時間帯に活発になる。
だが、歯磨きだけですべての汚れを落とすのは不可能である。
そこで、歯磨き後に口臭が気になりだしたタイミングで、マウススプレーを使うのだ。
不満点

確かに強力な清涼感があるのだが、いかんせん量が少なすぎる。
このマウススプレーは6mlで220円で購入している。
仮に1プッシュで0.1ml使うとすれば、プッシュできる回数はたったの60回だ。
1日に1プッシュするのであれば2か月は使えるが、実際は違う。
1日で複数回プッシュすることもあるので、そうなれば数週間で無くなってしまう。
習慣で使うというよりは、必要なシーンのみで使った方がいいだろう。

もっとも、価格はそこまで高くないので、気にはならないかもしれないが。
220円で良い印象が手に入るなら、安いものである。
香りというのは相手の記憶にもっとも残る情報である。
もし口臭が不快だったら、相手のあなたに対する印象は最悪になる。
他の口臭ケアとの比較
マウスウォッシュ

マウススプレーと似たような響きのアイテムに、マウスウォッシュというものが存在する。
どちらも口腔ケアアイテムとして使え、俺も重宝しているものである。
だが、両者は役割が全然違う。
項目 | マウスウォッシュ | マウススプレー |
---|---|---|
目的 | 口内全体を洗浄・殺菌し、口臭や虫歯の予防をする | 一時的に口臭を抑え、息をリフレッシュさせる |
使用方法 | 口に含み、すすいで吐き出す | スプレーを1~2回噴射 |
作用範囲 | 全体(歯、舌、口腔粘膜) | 口腔内の前方(舌や口蓋近辺) |
効果の持続時間 | 数時間持続するものが多い | 数十分程度で効果が薄れる |
使う場面 | 歯磨きの後、または就寝前の口腔ケアの一環として | 食事後や人と会う直前、外出先でのエチケット対策として |
殺菌作用 | 高い(細菌を除去・殺菌する成分が含まれることが多い) | 低い(主に口臭をマスキングするための香料が中心) |
メリット | – 口腔内全体をケアできる – 虫歯や歯周病の予防効果がある | – すぐに使えて即効性がある – 小型で携帯しやすい |
デメリット | – 携帯性が低い – 使用に水場が必要 – 毎日続けるとコストがかかる | – 効果が一時的 – 口腔内の本質的なケアはできない |
マウススプレーはあくまでも外出先で使う時的な予防アイテムなのだ。
可能であれば、歯ブラシと一緒にマウスウォッシュでのケアもしたほうがいい。
ガム

実はガムも口臭対策の観点では有効だ。
噛むことによって唾液が分泌され、殺菌作用があるからだ。
キシリトールが歯の石灰化を促すというメリットもある。
しかも、噛むことによって満腹神経が刺激され、余計な間食を控えるようになる働きもある。
食後に歯をすぐ磨けない場合は、ガムを噛んでおくという選択も有効である。
ただし、ガムは噛んでいる見た目の印象がよろしくない。
会話をしている最中に相手がガムを噛んでいたら、失礼だと思われる可能性が高いからだ。
人と話す際には、噛まないようにするべきだろう。
まとめ
口臭対策アイテムのマウススプレーについて語ってみた。
短時間の効果しかないアイテムだが、口臭を抑えることができるメリットは非常に大きい。
価格も安価で携帯性にも優れているので、バッグに一つ入れておくのがおすすめだ。