自室での生産性を向上させるために、観葉植物を部屋に取り入れている人は多いと思う。
モニターを見つめる時間が長引くと、どうしても目が疲れやすくなってしまうからだ。
そこでお勧めなのが、意図的に作業スペースに観葉植物を置くことだ。
仕事場やオフィスに植物を導入することで、生産性が向上するというデータも存在する。
しかし、俺はフェイクグリーンを置くことをお勧めする。
今回はフェイクグリーンを導入することによるメリットを解説していく。
結論から言えば、生産性アップにはフェイクグリーンで十分だ。
リアルな観葉植物は、手間暇がかかりすぎるので、お勧めしない。
本物の観葉植物VSフェイクグリーン
元々は観葉植物派だった
俺自身は元々観葉植物を家に置くのが好きだった。
一人暮らしを始めた当初、家に変化が無いのが寂しく感じたのだ。
一人暮らしだから当たり前なのだが。
観葉植物を育てれば、成長する喜びを味わえると思い、何個か購入したのを覚えている。
育てる喜び、空気清浄効果を期待して、さまざまな観葉植物を家の中においた。
ちなみに、購入場所のほとんどはダイソーだ。
100円なので手軽に購入もできるし、種類も意外と多いからだ。
育てた観賞植物たち
以下は俺が実際に育てた植物たちだ。
全部がうまく行ったわけではないが、思い出にも残っている。
- 大量のエアプランツ→育て方がよくわからず全滅
- ヒロバドラセナ→日光の浴びすぎによる葉焼けで枯れる
- ミリオンバンブー→水のやりすぎで腐らせる
- ウチワサボテン→大きく成長したのでお別れ
- ユーフォルビア マハラジャ→成長しているのか不明だが、今でも唯一室内に置いている
- マドカズラ→屋外に移動
- サンセーベリア→屋外に移動、実は空気清浄能力が高い
- パキラ→水のやりすぎで腐らせる
- ポトス→大きく成長したのでお別れ
- クワズイモ→屋外に移動
- アロマティカス→うまく育たずに枯れる
うまく育たず、枯らしてしまった植物も多いが、大きくなった時はやはり喜びも大きかった。
特に春先から夏場にかけては著しく成長したので、本当に面白かった。
植物のことを調べ、水やりの頻度や栄養剤の頻度を考えたのを覚えている。
この記事を書いている現在でも、いくつかは生き残っている。
ただ、とある理由で屋内ではなく、屋外のベランダで育てることにしたのだが。
観葉植物の問題点
虫の問題
これが一番の問題であった。
観葉植物はどんなに気をつけていても、虫は発生してしまう。
換気扇、窓、通気口から入ってくるからだ。
俺の場合、クロバネキノコバエとハダニがひどかった。
どちらも人間に直接害があるわけではない。
ただ、部屋の中を動き回られると良い気分はしないのだ。
特にスマホやパソコンのスクリーンにハエが寄ってくるのは最悪だった。
一度土に卵を産みつけられたら最後、どんどん湧いてくるのだ。
何度か殺虫剤等で対策をしたこともあった。
確かにその時は効果があり、一時的には満足する。
しかし、時間が経てば何もなかったかのように復活、活発に動き回っていた。
そして、力尽きると床、特に窓際に虫の死骸が増えるのである。
結局、植物はほぼ屋外のベランダに移してしまった。
手入れが面倒
毎日の手入れで水やりや霧吹きを行うのだが、これも面倒だった。
最初こそやる気に溢れていたが、慣れてくると単調な作業に変化する。
そうなると、世話=時間の無駄と感じるようになってしまうのだ。
加えて、栄養剤や害虫の確認も行わなくてはいけない。
観葉植物というのは世話をしなくてはいけないので、それなりに時間が奪われるのである。
植物の数が増えれば、その分負担は増えることになる。
もちろん、大きく成長してくれたときは嬉しかったが、なかなかうまくいかないパターンも多かった。
空気清浄機能は気休めレベル
生きている植物は光合成をしているから、部屋の中の空気が綺麗になると聞いたことがあるだろう。
確かにそうなのだが、正直人体が判断できるレベルで空気が綺麗になっているとは思えない。
要するに、本当に気休めレベルなのである。
むしろ、虫がわくほうがよっぽど嫌である。
家の中の空気を綺麗にするのは換気と掃除であって、植物ではない。
おとなしく窓を開けたり、空気清浄機を使うべきなのだ。
わざわざ綺麗な空気のために観葉植物を導入するメリットはない。
現役のフェイクグリーン
とにかく手入れが簡単
フェイクグリーンはリアルな植物を真似た模型だ。
近くで見れば偽物というのはわかるのだが、緑の癒し効果は健在だ。
フェイクグリーンのメリットは、その管理のしやすさにある。
- 水やり、霧吹き、栄養剤不要
- 虫が発生しない
- デスク周りにもおける
- 軽い
- 常に綺麗な色
唯一管理があるとすれば、埃の掃除くらいだろう。
ただし、これは本物の観葉植物でも発生する世話である。
導入コストは高いが、時間が浮く
フェイクグリーンは観葉植物に比べて価格が高めである。
特に大きなサイズは数千円から1万円ほどはかかってしまう。
ダイソーでも売ってはいるが、小さいサイズだけである。
ただ、本物の観葉植物にかかる維持コストのことを考えれば、そこまで高いとは思わない。
植物の成長より自身の成長が大事
フェイクグリーンは成長しないから飽きやすいと言われている。
しかし、業務において大切なのは自身の成長であって、植物の成長ではない。
飽きたのであれば、向きを変えたり、別のフェイクグリーンと入れ替えたりするなど方法はいくらでもある。
植物に変化を求めるのではなく、自分自身が変われるようになった方がはるかにいい。
まとめ
フェイクグリーンのメリットについてまとめてみた。
自宅やオフィスでの生産性を上げたいなら、ぜひフェイクグリーンを導入してほしい。
リアルな観葉植物は、育てる手間暇と虫が苦でないのなら面白いかもしれない。