体臭がきつい人はいつの時代も嫌なものだ。
あの不快臭は本当に耐え難いものがある。
だが、彼らはどうしてあのようなきつい体臭に無関心なのだろうか。
今回は体臭のきつい人のそもそもの原因を紐解いていく。
結論から言えば、自分への関心の無さが一番の原因である。
自分の見た目を磨けない人は、自分の体臭には興味を示さないからだ。
ただ、俺も元オタクということもあり、気持ちはわからないでもない。
体験談
キツイ体臭の人たち

バスや電車等の公共交通機関で、体臭がきつい人は必ず存在する。
その臭いは耐え難いものがある。
- ワキガ、虫歯、加齢臭
- 病気や健康状態の問題
- 入浴や洗濯をさぼる
- アルコールや喫煙
いろいろ理由はあるだろうが、とにかく臭い。

俺の場合、そんな人が近くに来ようものなら、真っ先にその場を離れる。
不快臭でスマホに集中できないからである。
ストレスも相当溜まってしまう。
たとえ座っていたとしても、離れて立っていた方がマシのレベルだ。
見た目に気を使えないという共通点

そんな体臭がきつい人には、共通点が存在する。
身だしなみがだらしないのである。
- ホームレスのような格好
- ボロボロの作業着やスーツを着ている
- 髪型や肌が汚い
- 肥満体型
こういった特徴があるのだ。
見た目が整っていて臭い匂いがする人は遭遇したことがない。
臭い人というのは、見た目に問題があることが多いのだ。
見た目に気を使えないような人が、匂いに気を使うというのは考えづらい。
つまり、体臭がきつい人というのは見られている意識が低い人なのである。
見られる意識が大切
見た目に無関心だった学生時代

ただ、彼らの気持ちもわからなくはない。
俺も学生時代はゲーム、カード、プラモデルが大好きなインドアオタクだった。
人からどう見られているかなど全く気にしていなかった。
- 伸ばしっぱなしの髪の毛
- 大容量のバックパック
- 歩きやすい俊足スニーカー
- おしゃれに無関心なチェック柄のシャツ
これらが俺のスタンダードだった。
洋服、スキンケア、散髪に使う金があったら、新しいゲームやプラモデルが欲しかったくらいだ。

コミックマーケット、カードショップといったオタクが集まる場所にもよく出向いた。
これらの場所は、非常に臭いことで有名である。
ただ、彼らにとってはそれが普通なので、気がつくこともないのだが。
社会人になって意識が変わる

だが、社会人になってからは意識が変わった。
新卒で入隊した自衛隊の影響が一番大きいだろう。
”身だしなみを保つ義務”というのが自衛官には存在する。
散髪やアイロンがけは徹底的に磨いた。

加えて、マッチングアプリも自分磨きには効果があった。
自撮りをするようになり、自分の姿を客観視できるようになったからだ。
おかげで俺のスマホストレージは自撮り写真だらけになった。
すると、「あれ、俺の見た目ってダサくないか?」と気がつくのだ。
- 服のコーデがバラバラ
- 肌や歯並びが汚い
- 髪型が野暮ったすぎる
- 表情やポーズがぎこちない
他人からどんなに言われても、俺たちの心には響かない。
唯一変化できるとすれば、それは自分の中で必要性を認識した時のみである。
匂いの方が見た目より記憶に残る

身だしなみを整えるようになると、自然と匂いにも関心が向くようになる。
自分を魅力的に見せようとするからだ。
本来、匂いというのは五感の中で最も相手の記憶に残る情報である。
体臭がきつい人を不快に思うのも、最も記憶に残っているからに他ならない。

ただ、実際は匂いがわかるほど相手に近づくことはなかなかない。
マッチングアプリであれば、そもそも匂いは伝わらない。
そのため、視覚情報である見た目を磨くことが、多くの人の中で一番になってしまうのだ。
実際、俺もまずは見た目を磨くのが先だと思う。
ただ、見た目を磨く以上は、匂いにも関心を持つようにしてほしい。
見られることを意識しない背景
生活環境の問題

他人の私生活というのは実に多種多様である。
そのため、自分にとっては当たり前でも、それをやっていない人というのは意外と多い。
- 毎日のシャワーと入浴
- 歯磨き、デンタルフロス、マウスウォッシュ
- 洗濯
- スキンケア
- 適度な運動
- 十分な睡眠
歯磨きやシャワーといった基本的なことですら、約5%の人は毎日やらないというデータもある。
つまり、20人に1人は不快な体臭がする可能性のある人物なのだ。
育ってきた家庭や職場等で、人はここまで変わってしまうのである。
体臭対策を知るべし

本来、体臭や見た目というのはいくらでも対策することができる。
ただし、正しいやり方を知らなければ、効果は出ない。
そして、そのやり方は学校では教えてくれない。
だが、社会人になると体臭対策は当たり前のマナーとして要求される。
ただ、大半の人は注意をしないので、臭い人はどんどん取り残されて孤立化していくのだ。
そして、対策をする人としない人で、どんどん二極化が生じてしまうのだ。

魅力的に見えている人物も、最初から見た目や香りが良かったわけではない。
何度も何度もトライアンドエラーを繰り返し、今の自分を確立している。
自分に自信が無い人は、その努力した後の結果だけを見て、「自分にはできっこない」と思ってしまう人が多い。
自分に自信を持つために
他人の視点を知る

まず、自分の体臭は嗅がれているという自覚を持つことが大切だ。
この意識が無いことには、見た目や体臭は改善されない。
であれば、体臭対策はしすぎるに越したことは無いのである。
「俺はにおわない」と思っている人は、まず嘘であると思ってほしい。
自分の匂いというのは自分ではわからないからだ。
嗅覚には順応という特性がある。
同じ匂いに長時間さらされると、感覚が鈍くなるのだ。
しかも、自分の体臭ともなると、脳が「これは重要な情報ではない」と判断し、意識さえしなくなる。
自分の家の香りや職場の独特な匂いを感じなくなるのと同じである。
鼻が長時間同じ匂いを嗅いでいるため、マヒしてしまっているのだ。
自分磨きを始める

自分の写真を撮るだけでは面白くないし、続かない。
俺のおすすめはマッチングアプリやインスタグラムを始めることだ。
誰かに公開するということを通して、リアルな反響を知ることができるからだ。
いいねやコメントというフィードバックが受け取れるのも大切だ。
確かに、最初は悲しいくらい反応はない。
だが、そこを乗り越えることで自分に自信がつくのである。
どうやったらもっと魅力的になるかを考えるようになるのだ。
この段階まで持ってくることができれば、体臭対策まではあと一歩だ。
匂いの重要性を認識し、誰に言われるまでもなく自分で調べるようになるからだ。
まとめ
体臭がきつい人について語ってみた。
彼らのそもそもの原因は、自分の見た目に関心がないことである。
見た目に関心がない人に、匂いを磨くことはできない。
まずは自分の見た目磨きから始め、そこから体臭に興味を持つようにしてほしい。