はてな?マークのロゴで有名なゲスというブランドがある。
といっても、存在こそ知ってはいるが、日本ではそこまでメジャーなブランドではない。
アメリカで若者が着るようなブランドである。
今回はそんなゲスが展開する香水を紹介する。
ゲス エフェクトである。
甘い香りが特徴で、20代から30代の若者向けに開発されたアイテムだ。
ゲスについて
もともとはレディースジーンズのブランド

まず、ゲスは香水のブランドではない。
1981年創業当時はレディース向けのデニムジーンズを販売していた会社である。
そして1983年、”マリリンジーンズ”というアイテムがゲスのブランドを一躍有名にする。

”セクシーかつエレガントなジーンズ”という従来に無いイメージのジーンズを作り出したのだ。
今まではジーンズ=作業着、カジュアルウェアというイメージが強かった。
そのため、マリリンジーンズの反響はすごかったという。
ちなみに、マリリンとはハリウッド女優のマリリン・モンローのことである。
モンローのようにセクシーで自信に満ちた女性を象徴するデザインとして命名されたのだ。

この成功を機に、ゲスはレディースブランドからライフスタイルブランドへと変化する。
メンズやユニセックスラインを扱うようになったのもここからである。
ちなみに、ブランドロゴには”JEANS”(ジーンズ)の文字があしらわれている。
創業当時のコンセプトを忘れないために、ロゴに取り入れたのだろう。
オンライン展開がメイン

ゲスはアパレルブランドであるが、日本市場では実店舗の展開は少なめである。
一部の大都市やアウトレットに集中しており、広範囲には展開していないのだ。
実際、その店舗数は2024年でたったの16店舗しか存在しない。
実際、俺もゲスの名前こそ知ってはいるが、店舗は見かけたことが無い。
その代わり、オンライン展開は積極的に行っている。

ゲスのターゲットは若年層である。
彼らはネットショッピングに抵抗が無いため、需要とうまくマッチングしているのである。
店舗でのラグジュアリナー体験より、コストパフォーマンスが大切なのだ。
店舗販売というのはオンライン販売に比べてコストがかかる。
- 人件費
- 在庫とスペース
- 管理維持費
こういったものは安く抑えたいものである。
ゲスとの出会い
フレグランスセットで入手する

俺はゲスエフェクトをもともと知っていたわけではない。
たまたまヨドバシのフレグランスセットに入っていたため、使ってみることにしたのだ。
普段使わないブランドアイテムというのは、こういう機会でもなければ試すことも無い。
ちなみに、他にはコーチの香水とボトコラックスのファブリックスプレーが入っていた。
コーチはゲスよりは高級ラインに位置づけられるブランドだ。
香りも大人びた男性のモノだった。
ファブリックスプレーに関しては、服につける消臭アイテムだ。
香水ではない。
当初は未使用で売る予定だった

当初はこの香水を使う予定はなく、未使用で売ってしまおうかと考えていた。
シュリンク付きの未使用であれば、2000円程度では売れるからだ。
だが、手数料と配送料を込みにすると、手元に残るのは1500円程度である。
- 商品の撮影と紹介文
- 購入者とのメッセージやりとり
- 発送手続き
俺は1500円でこれらの作業をするのは割にあわないと感じた。
そもそも、だったら最初からフレグランスセットを買わなければいいだけの話である。

そこで、俺はレビュー記事を書くことにした。
せっかく使ったことの無いアイテムなのだから、使用しないともったいないのだ。
そこから得られる新しい発見もあるかもしれないと思った。
使ってみた感想
超モダンな見た目

ゲスのエフェクトで驚いたのは、そのモダンな見た目である。
香水と言えばガラス容器に入っているイメージをする人が多いだろう。
ガラスは香水の香りを変質させたり、化学反応を起こすことが少ないためだ。
つまり香水の品質を劣化させにくいのだ。
ガラス容器そのもののずっしりとした重さも、高級感に一役買っている。

だが、ゲスの香水はガラス容器の上からプラスチックのカバーをかぶせている。
あえて高級感を出さず、モダンなデザインに仕上げているのだ。
トライアングル型に「?」マークは冒険や未知への興味を象徴しているという。
若年層をターゲットにしたゲスならではのデザインといえるだろう。

後ろから見たら、もはやなんだかわからないデザインである。
遊戯王カードのデッキケースに見えるのは俺だけだろう
日常使いしやすい甘い香り

香りは普段使いのしやすい甘い香りだ。
- トップノート: 柑橘系と爽やかなスパイス
- ミドルノート: ミントやラベンダーのクリーンな香り
- ラストノート: ウッディなアンバーとムスクのあたたかみ
カジュアルな雰囲気で使える香りのため、個人的には万人受けする香りだと思っている。
友人と遊ぶ際やデート等にはうってつけだ。

同性と遊ぶ際も、香水は練習でつけたほうがいい。
普段からうまく使いこなせないアイテムを、特別なシーンで使いこなすなど無理だからだ。
Effect(エフェクト)という名前には、「香りが周囲に与える影響」や「人を惹きつける効果」という意味合いが込められている。
第一印象で爽やかさを演出したい人にも向いている。
実際、香りというのは五感の中で最も相手の記憶に残る情報である。
ただし、仕事シーンでの使用は控えたほうがいいだろう。
特に年配の人が多い場所では、こういった甘い香りは嫌われる要因になる。
持続時間は3時間ほどといったところである。
ただ、容量は100ml入っているので、そこまで心配はいらないだろう。
香水は1プッシュで約0.1mlが噴射される。
スプレー可能回数 | 使い切る目安 | |
30ml | 約300回 | 6か月 |
50ml | 約500回 | 8~12か月 |
100ml | 約1000回 | 1.5年から2年 |
毎日1、2プッシュしたとしても、1.5年から2年は使える計算になる。
まとめ
ゲスの香水であるエフェクトについてまとめてみた。
甘い香りが特徴で、普段使いしやすいアイテムだと思う。