”サングラス=不良のアイテム”なんて思ってはいないだろうか。
というのも、学生時代の俺が同じことを思っていたからだ。
今回はオシャレ兼紫外線対策として有効なサングラスについての解説だ。
サングラスは紫外線対策のためにつけたほうがいい。
今は気にならなくても、将来的な病気やトラブルのリスクを回避できるからだ。
ただ、せっかくならサングラスそのものもおしゃれに使いこなしたいものだ。
そこで、今回は初心者にお勧めなサングラスの選び方を解説する。
結論から言えば、薄い色のレンズ、主張の少ないフレーム色、目立たないブランドロゴがポイントだ。
サングラスをつけている理由
元々は夏場の眩しさを抑えるため
俺が元々サングラスを使い始めたのは、夏場の眩しさを抑えるためだ。
まあ、よくある一般的な理由だろう。
初めて購入したサングラスはファッションブランドのアメリカンイーグルのウェリントンである。
黒フレームに黒レンズのいわゆるよくあるサングラスである。
何故かスーツ販売店の洋服の青山に在庫処分価格で売られていたのだ。
ただし、こちらのサングラスはプラスチックでできていたため、最終的には欠けてしまった。
サングラスを使い分ける
何度か試行錯誤を重ね、俺は三つのサングラスを使い分けている。
結局、どのサングラスが似合うかというのは使ってみないとわからないのだ。
ポリス サーモントサングラス
一つ目はポリスのサングラスだ。
モデルはSPL273Jでカラーは568Bのガンメタルである。
ブルーミラーグラデーションが施されたレンズで、日差しの強い夏の味方だ。
チタニウムが採用されており、価格も1万円ほどしている。
アジアンフィットモデルなので、日本人の顔にもよく似合うように作られている。
可視光線透過率は20%であり、屋外用のアイテムだ。
ただ、室内でも見えないことは無い。
ユニクロ ボストンサングラス
二つ目はユニクロで2000円ほどで購入したボストンサングラスだ。
プラスチック素材と金属素材を合わせたコンビモデルである。
レンズが薄いブラウン色でできているため、威圧感が少ないタイプである。
こちらは可視光線透過率が63%なので、屋内でつけていても違和感はない。
ほどよく眩しさをカットしつつ、普段使いもしやすい。
夏場が近くなると、ユニクロのサングラスはセールは行われる。
欲しい人は見逃さないようにしてほしい。
GU セプタゴンサングラス
三つめはGUで購入したセプタゴンサングラスである。
レンズの形はセプタゴン、つまり七角形という個性的なデザインになっている。
クリアレンズを採用しているため、ぱっと見は眼鏡のような見た目だ。
可視光線透過率は94%のため、普通に眩しい。
フレームはゴールドだが、肌色との相性がいいために主張は控えめだ。
なお、あくまでも素材はプラスチックであり、メッキで加工してあるだけだ。
その代わり、価格は990円と激安である。
紫外線と見た目を両立するには
紫外線と可視光線の違いを理解する
まずサングラスを使用するにあたり、紫外線と可視光線の違いを理解するのは必須だ。
サングラスは太陽光が眩しいから使うという人は多いだろう。
夏場の日差しは辛いものがあるので、気持ちはよくわかる。
実際、俺もサングラスを使い始めた理由は日差しが眩しいからだ。
だが、眩しさの原因である可視光線そのものは、人体にそこまでダメージはない。
問題は紫外線である。
俺がサングラスをかける一番の理由は紫外線対策であり、眩しいからではない。
紫外線に含まれるUVAとUVBという光は肌に大変有害なのである。
UVA(長波長紫外線):1年中降り注ぎ、肌の奥にまで到達してシワやたるみの原因となる
UVB(中波長紫外線):夏に増え、肌表面に影響を与えて日焼けや炎症を引き起こす
肌老化の8割は紫外線が原因と言われるほどである。
当然、日焼け止めが使えない目にもダメージはある。
これを少しでもカットするために、サングラスは必要なのだ。
将来的な白内障、黄斑変性症、翼状片といった目の病気のリスクも回避できるのだ。
レンズの色と紫外線透過率は関係ない
サングラスといえば、色の濃いレンズをイメージする人が多いだろう。
だが、レンズの濃さと紫外線透過率は関係ない。
レンズの濃さはあくまでも可視光線透過率に関係するだけだからだ。
紫外線透過率はレンズのコーティングで実現している。
最近のサングラスはほとんどUVカット99%になっているものが多い。
UV400という名前で売られていることもある。
ただし、このコーティングは5年から10年の使用で劣化してしまうことが多い。
同じサングラスを長期間着用している場合、メンテナンスを忘れないようにしてほしい。
初心者向けのサングラスの選び方
レンズは薄い色を選択する
レンズの色は薄い色が使いやすくてお勧めだ。
- 鉄板のライトブラウン 肌色と相性がいい
- オシャレなライトグリーンやライトブルー 個性を主張しやすい
- ライトグレー シンプルな色なのでコーデがしやすい
ここら辺の色を選択しておけば、ひとまず大丈夫である。
サングラス=濃いレンズと思うかもしれないが、それは違う。
濃いレンズはコーデも難しく、第一印象も悪くなるので初心者にはおすすめしない。
表情がわからないため、”怖い人”というイメージを相手に与えるからだ。
初対面や関係が浅い仲の場合、身に着けるべきではないだろう。
本人としては紫外線対策や可視光線対策のためにつけているのかもしれない。
だが、そんなことは相手には伝わらない。
暴力団のような見た目をしておいて、「見た目ではなく中身が大切」というのは無理があるのだ。
ギラギラフレームは避ける
フレームの素材にも気をつけてほしい。
これはファッションコーデの観点から問題になるためである。
プラスチックのセルフレーム、もしくはマット加工のメタルフレームを選ぶのがポイントだ。
避けてほしいのはシルバーのメタリックフレームである。
- シルバー自体が持つ冷たいトーン
- 光を反射して存在感が増す
- 肌色とのコントラストでフレームが目立ってしまう
ちなみに、ゴールドフレームは思いのほか目立たない。
ゴールドは肌との色が近いため、肌との境界が曖昧になるからだ。
視覚的にも温かみを感じさせる色で、威圧感もそこまで無い。
ブランドロゴはいらない
目立つブランドロゴのサングラスはやめたほうがいい。
一気に成金感を加速させるからだ。
全体のコーデとうまくマッチングしているならまだしも、大半の人はサングラスだけが浮く結末になる。
主役はあくまでも使用主であり、ブランドではない。
ブランドを選ぶにしても、控えめなロゴデザインを選択するのが大切だ。
眼鏡に見えるサングラスが便利
透明なレンズのサングラスを選ぶのもアリである。
ぱっと見、眼鏡と違いがわからないくらいであれば、どんなシーンでも違和感なく使える。
サングラスは顔の形によって似合う、似合わないがはっきり分かれる。
眉毛や鼻の高さ、顔の凹凸等が影響するからだ。
加えて、サングラスはファッション性を重視したアイテムでもある。
- メガネよりも大きなレンズ
- 多彩な濃さとカラーがある
- バリエーション豊かなフレームデザイン
モデルがつけていたかっこいいサングラスも、自分がつけてみたら微妙というのはよくある話だ。
であれば、メガネに見えるサングラスを選ぶのが選択肢として出てくるのだ。
メガネであればどんなシーンでもつけていて違和感はない。
透明レンズを採用するため、眩しさ対策にはならない。
だが、紫外線はしっかりカットしてくれるので、問題はない。
まとめ
紫外線対策兼オシャレアイテムのサングラスについて語ってみた。
たとえオシャレに興味が無くても、将来のトラブル回避の観点からもサングラスは有効だ。
色の薄いレンズでも、紫外線対策には十分に効果があるので、是非使ってほしい。