医療脱毛は高額な自己投資だ。
確かに時短や美容には効果的だが、やはり出費は無視できない。
だが、剃刀で毎回やるのは肌を傷つける可能性もあるし、面倒くさい。
そこで試してほしいのが除毛クリームだ。
今回は俺が脱毛開始前に使用していた、WHITE WHITEの除毛クリームを紹介する。
肌を比較的傷めずに、簡単に除毛ができる便利な代物だ。
ムダ毛の存在意義と文化
自然な状態=正しい選択ではない
体毛そのものは、不潔なものでは無い。
身体を守る役割があるため、厳密には必要なものだ。
だが、俺たちには社会的に求められている期待が存在する。
健康はどうかはさておき、見た目を判断するのは他者だ。
どんなに体毛が必要なものであろうが、伸ばしっぱなしにはできない。
- 髪の毛
- ヒゲ
- 体毛
- 鼻毛
- 爪
こういったものを放置すれば、それはただのだらしない人だ。
とりわけ女性の場合、社会的に大きなデメリットを背負うことになる。
男性の場合も、「男らしさ」よりも「不潔」と思われる可能性がある。
なので、伸ばすなとは言わないが、せめて手入れはするべきなのだ。
社会が求める”理想像”
“女性は体毛が生えない生き物”と思っている人もいる。
もちろんそんなことはありえない。
見えないところでケアしているからこそ、美しい見た目を保っているのである。
それくらい、社会が女性に求める理想像というのは厳しい。
だが、現実問題として、世間で描かれる理想の女性は、体毛は生えていない。
- 広告やテレビ等に出てくる女性
- ゲームや漫画のキャラクター
こういった印象操作から、勘違いをしてしまう人が出てくるのだ。
男性の場合も、イケメンや魅力的なキャラクターは体毛が薄いことが多い。
もちろん、現実はそんなことは無いのだが。
ただ、ムダ毛は無いほうがいいという文化は、確実に俺たちの生活に深く根付いている。
購入経緯
異性を意識したのがきっかけ
俺はもともと濃い体毛の持ち主だ。
特に下半身が顕著で、すね毛は目立っていた。
ただ、学生時代はそこまで気にならなかった。
見た目には無頓着だったからだ。
ハーフパンツも履かないため、そもそも見えないということもあった。
だが、異性を意識して、自分磨きに力を入れるようになると話は変わった。
濃いムダ毛というのは、不潔なイメージをもたらす要素だからだ。
見た目は爽やかなのに、脱いだら体毛が濃かったときのイメージは最悪だ。
女性は自分のムダ毛を気にする人ほど、男性のムダ毛も気にする。
自分自身がケアすることを求められているからこそ、相手にも期待をするのだ。
剃刀は面倒くさい
俺がまず思いついたのは、剃刀でムダ毛を処理することだ。
だが、この方法は非常に面倒だ。
体毛というのは髭と比べて範囲も広いので、時間がかかるからだ。
加えて、直接肌に刃物をあてているので、痛める可能性も高い。
体毛ケアは髭と違って頻繁には行わない。
特別なイベントのためにやることが多い。
その時、肌が剃刀負けをしていたら、荒れてしまい印象もよくない。
医療脱毛は高額だったので、当時の価値観にはあわなかった。
今でこそお勧めはできるが、やはりリスクがあるのも事実だったからだ。
そこで俺は除毛クリームを使うことにした。
使った感想
毛が溶けるイメージ
除毛という名前ではあるが、毛を溶かすというイメージがいいかもしれない。
保湿クリーム等と違い、除毛クリームは毛が隠れるくらいまで塗る必要がある。
なので、一回の使用量は思いのほか多い。
そして、10分ほど放置した後、いらない布やティッシュ等で毛を拭き取るのだ。
この際、毛はごっそりとれる。
あとは残ったクリームを水で洗い流して終了だ。
毛が無いだけで、肌が思った以上に綺麗で若く見えるというのが感想だ。
なお、除毛クリームの成分は、多少なりとも肌に影響を与える。
長時間の塗布や連続しての使用はできないので、気を付けてほしい。
また、除毛クリームによっては、VIOに対応していない製品もある。
必ず対応部位の確認を忘れないように。
残った毛にも効果はある
丁寧にクリームを塗ったとしても、一回で完璧に仕上げることは難しい。
ただし、成分が浸透した箇所の毛は、確実に溶けている。
ちょっとした刺激でポツポツ抜けることになるので、気が付いた時には毛は無くなっている。
ただ、できれば浴室で済ませたいのが本音だ。
衣服や部屋を汚すことにもつながってしまうからだ。
注意点
使用前に毛の量を減らす
使用前に毛の量を減らさないと、大きな効果は得られない。
俺の場合、まずボディーシェーバーである程度ムダ毛を短くする。
それから除毛クリームを使っている。
ちなみに俺が使っているのはパナソニックのER-GK-40だ。
結局準備段階でシェーバーを使うなら、あまり意味が無いと思う人もいるだろう。
だが、毛を減らさずに除毛クリームを使うのはデメリットも多い。
- クリームの使用量が増える
- 長い毛の根本までクリームが届かず、除毛できない
- 除毛にムラができる
面倒かもしれないが、事前準備はしっかりしたほうがいい。
中途半端な結果になれば、結局やり直しになるからだ。
独特な匂い
除毛クリームの臭いは、とてもいいものとはいえない。
言いたくはないが、排水溝の髪の毛を取り除くときの臭いだ。
加えて、使用時にはさらに臭いがきつくなる。
除毛クリームの仕組みは、化学反応を利用している。
有効成分のチオグリコール酸カルシウムが毛のケラチンタンパク質を溶かすことで成り立つのだ。
だが、この分解反応の過程で、硫黄系の独特な匂いが発生する。
毛が無くなることは嬉しいが、使用時はいい気分はしないので気を付けてほしい。
医療脱毛の準備には使えない
除毛クリームを使うことで、医療脱毛に興味がわく人もいるだろう。
実際、俺もその一人だった。
医療脱毛でも、施術前に事前に毛を処理することが要求される。
ただし、ここでは除毛クリームを使うことはできない。
医療脱毛はレーザーがメラニン色素に反応して毛根を破壊する仕組みだ。
そのため、毛が0.5mm~1mmくらい残っている必要がある。
シェーバーや剃刀であれば、問題は無い。
だが、除毛クリームだとやりすぎてしまうのだ。
- 毛が毛穴に詰まる→レーザーが毛根に届かなくなる
- 毛が短くなりすぎる→レーザーが反応しなくなる
医療脱毛時は、除毛クリームは使わないようにしてほしい。
まとめ
WHITE WHITE MENの除毛クリームについて語ってみた。
医療脱毛は高額なので、まずは除毛クリームで無駄毛の無い状態を体感するのはおすすめである。
剃刀と比較すれば肌にも優しく、効果も出やすいからだ。
ただ、化学反応を使用している以上、どうしても匂いだけは独特なものになる。