スマートフォンのうち約60%を占めるシェア率
これは2024年2月時点で、日本に占めるiPhoneのシェア率を現した数字だ。
世界ではアンドロイドが約70%を占める中、日本ではいまだにiPhoneが人気だ。
一時期はスマホ=iPhoneという時代もあった。
だが、俺はスマホをiPhoneからアンドロイドのピクセルに乗り換えている。
今回は何故俺がiPhoneをやめ、ピクセルを選んだのかを解説する。
結論から言えば、価格に対してカメラ性能が優秀だったからだ。
iPhoneン15Proも迷ったが、やはり高すぎる。
確かにiPhoneはいいスマートフォンである。
だが、本当に自分に必要かは見極める必要があると感じた。
スマホ=iPhoneだった時代
当然のようにiPhoneを選択
俺が大学二年生で初めて買ったスマホは、2012年に販売されたiPhone5だった。
親からの成人祝いでもらったスマホであり、今でもよく覚えている。
- 新鮮なタッチ操作
- アプリという存在
- ガラケーより大きな画面
最新の技術にいろいろ感動したものだ。
そして、約4年間使った後、俺は当たり前のように機種変更で2016年販売のiPhone7を選んだ。
大手キャリアの契約だったため、契約はそのままに新機種にしたのだ。
俺の中でスマホ=iPhoneであり、アンドロイドのスマホには見向きもしなかった。
価格に戸惑う
しかし、俺のiPhone歴はiPhone7で止まることになる。
社会人になっていた俺は、iPhoneの価格に疑問を抱いたからだ。
学生も当たり前のように所持しているが、iPhoneは高級品である。
分割払いだと安く感じるが、iPhone5で6万1680円、iPhone7で7万2800の価格だ。
加えて、高すぎる大手携帯キャリアの通信費にも疑問を感じた。
今までは親の家族割で払っていたが、いざ自分が払うとなるとその額が痛かった。
俺は大手の契約を解約し、格安SIMの契約に乗り換えた。
今まで一か月に7000円もの料金を払っていたが、1000円になったのだ。
俺は3年後に機種変更はせず、そのままiPhone7を使い続けた。
そして、トータルで8年もの期間iPhone7を使うことになった。
というのも、何不自由なく使えていたので、スマホを買い替える理由が無かったのである。
だが、ついにバッテリーやiosのアップデートが寿命を迎えたため、俺は携帯の更新を決意した。
iPhone15Proと迷う
俺は三つの機種で迷っていた。
- iPhoneSE第三世代 iPhone7と同じサイズ感
- iPhone15Pro 当時のハイエンドモデル
- ピクセル7a 魅力を感じたアンドロイド
当時は自分磨きに目覚め、自撮りも好きだった。
そのため、スマホのカメラにはこだわりたかった。
スマホは毎日使うものなので、妥協はしたくない。
だが、iPhone15Proはやはり高すぎる。
そこで見つけたのが、グーグルが出しているピクセル7aというスマホだった。
機種 | iPhoneSE第三世代 | iPhone15Pro | ピクセル7a |
価格 | 5万7800円 | 15万9800円 | 6万2000円 |
カメラ性能 | メイン:1200万画素 | メイン:4800万画素 超広角:1200万画素 望遠:1200万画素 | メイン:6400万画素 超広角:1200万画素 |
解像度 | 1334×750(HD) | 2556×1179 | 2400×1080(FHD+) |
画面サイズ | 4.7インチ | 6.1インチ | 6.1インチ |
リフレッシュレート | 60Hz | 120Hz | 90Hz |
プロセッサ | Apple A15 Bionic 処理速度やゲーム向け | Apple A17 Pro ハイエンドゲーム対応 | Google Tensor G2 カメラや音声に強み |
総合性能的に見ればiPhone15Proが優秀だ。
A17 Proのプロセッサは非常に高い処理能力を持つためである。
だが、俺はスマホで『原神』はやらないし、望遠機能は必要としていない。
そのため、撮影性能と価格のバランスに優れたピクセル7aを選択することにした。
使ってみた感想
あらゆる性能で文句なし
当たり前だが、iPhone7と比べれば使い心地は雲泥の差だった。
8年前のスマホと比較をしているのだから当然ではあるのだが。
しかし、販売価格は当時のiPhone7で7万2000円、ピクセル7aは6万2000円だ。
技術の進歩とはすさまじいものである。
ストレージは32GBから4倍の128GBになり、写真や動画撮影も一層楽しめた。
音声を文字に変換する音声文字起こしや、写真の不要な人物を切り取る消しゴム機能も面白い。
カメラ性能は文句なしであり、さすが6400万画素のメインカメラである。
おかげで、俺のブログの撮影用カメラとして大活躍している。
ただし、ピクセル7aは写真性能こそ高いものの、動画はiPhoneのほうが強い。
そこで、俺は別途で撮影用のカメラも購入している。
別途でカメラを買うなら最初からハイエンドモデルを買えばいいと思うかもしれない。
だが、スマホにすべての機能を集約させることは、便利なようで不便なことも多いのだ。
特に、スマホで調べながら撮影ができないというのは致命的なのだ。
iosからアンドロイドはすぐに慣れる
懸念事項だったのは、osである。
今まではiPhoneだったので、アンドロイドの操作感が不安だったのだ。
だが、これはすぐに慣れてしまった。
人間、初めてのことは誰もが不安である。
ただ、必ず慣れる日は来るので問題は無い。
なお、今でもiPhone7は家での作業用スマホとして使っている。
SIMが無くてもWi-Fiにつなげば、何かと便利だからだ。
それに、もう大した売値もつかないという現実もある。
最新スマホの必要性
一般ユーザーにはいらない
確かにピクセル7aの高性能ぶりには感動した。
そのため、当面スマホを買い替える予定はない。
- 最新機種乗り換えのキャンペーン
- 最新=イケている風潮を作り出すマスコミ
- インセンティブ獲得に奮闘するモバイルプランナー
- リセールバリュー
これらの存在から、スマホは2、3年に一回買い替えるものと思っている人も多い。
だが、そもそも最新の機能は本当に必要なのだろうか。
多くのユーザーにとって、スマホの機能は宝の持ち腐れに過ぎない。
処理速度向上、カメラ、AI機能、非接触充電等、あらゆる最新技術が詰め込まれている。
プロならまだしも、一般人には縁のない世界の技術まで取り込まれている。
本当にその機能が必要か、何なら買い替える必要性があるか、今一度考えてほしい。
レビューやガジェットが好きならあり
スマホそのものが好き、レビュー等をするのであれば、気持ちはわかる。
ここまでこれば、それは必要だからというより、好きだからやっていることになる。
好きであるという世界に、コスパは関係ない。
使うかどうかでなく、欲しいから買うという実に単純な世界だ。
実際、アップルブランドが好きなファンは多い。
俺自身も、やはりあの洗練されたデザインや雰囲気が好きなのは事実だ。
たとえ高額だとしても、その魅力には抗えない人もいるだろう。
俺がピクセル7aにたどり着けたのも、使用感をレビューしてくれた人がいたからだ。
その人のブログやYouTubeでの感想をみた時、”このスマホこそが俺が求めていたものだ!”となった。
購入したピクセル7aは中古だったのだが、状態はほぼ未使用だった。
おそらくレビューだけをして、すぐに売却されたのだろう。
まとめ
俺がスマホをピクセル7aにした理由を語ってみた。
6万円前後の価格で優秀なカメラ備えていたことが、最大の決め手だった。
高いお金を払えば、いくらでも高性能なスマホは存在する。
ただ、大切なのは自分が本当にその機能を使うかどうかである。